AT互換機用エミュレータ各種
Last update : 05/02/28
エミュレータ一覧
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日本語ページ(SJIS)
- 最近NESエミュレータにあまり動きが無い、と思っていたら、突然のようにこのエミュレータが出来ました。ページのアドレスから判るとおり、作者は台湾の人のようです。
このエミュレータ、何と言っても、今までで最も多くのバンク切替え方式に対応しています。まだ完璧でない物もありますが、ドキュメントを参照すれば、「こんなに方式があったのか!」と驚く事請け合いです。
また、珍しい事に、作者自身で日本語のページが作られています。作者とは別の日本人が作った日本語ページは多いですが、日本人でない作者自身が日本語のページを作ったのは、これが初めてではないでしょうか。
なお、拙訳のDOCを公開しております。こちらを参照して下さい。
TNES The 32 bit Nintendo Emulator for DOS
- このエミュレータのドキュメントをよめば、「あれ?」と思う人もいるかもしれません。すでに気付いている人もいるかと思いますが、このエミュレータの作者は、あのNESAの作者なのです。
NESAが更新されなくなって随分立ちますが、作者はNESAのバージョンアップよりも、新エミュレータの製作に重きを置いたようです。NESAの時には16bitアプリであった(.COMファイル!)のが、エクステンダを使用した32bitアプリとなりました。スピードに関しては以前のNESAに比べて少々劣りますが、以前は対応出来なかった様々なマッピングに対応しています。
なお、サウンドも鳴りますが、OPL2を使用した擬似再現であるため、本物のNESとは少々異なる音が鳴ります。
群雄割拠するNESエミュレータの中で、どれだけ健闘するかが注目されます。
ZSNES SNESエミュレータ
- SNES9xが、不幸なことに開発が中断してしまいました。このZSNESは、もともとSNES9xのスタッフだった人間が加わっています。このため、SNES9xのスタッフと、ソース持ち出しの疑惑でしばらく一触即発状態の騒ぎになってしまっていました(今は和解しているようです)。
SNES9xが公開の目処が立たない今、ZSNESが唯一の助けとなっています。まだ音源その他の関連がSNES9xに比べてイマイチな点は否めませんが、スピードその他に関しては、後発にしてはいい線をいっているのではないでしょうか。
とにかく、今後を見守るしかないでしょう。何とか頑張って欲しいものです。
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- ゲームボーイエミュレータとしては、今までVirtualGameBoyが中心でしたが、現在すでにVGBは開発を終了しています。もっとも、完成度に関してはほぼ完璧に近いのですが、これから改良の余地が無いわけではないので、少々残念です。
しかし、こちらのGB97は、まだ開発を継続しています。互換性こそVGBに一歩譲るものの、スピードその他に関してはひけを取りません。なにより、まだ改良が続く、という安心感があります。
他にも幾つかのゲームボーイエミュレータがありますが、そのなかでもこのGB97は、開発が継続しているエミュレータの中では最高の部類に入ると思います。是非一度、試して見ることをお薦めします。
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PsEmu 動作報告ページ(英文)
- 正直、このエミュレータは未だ「動いている」というには程遠い物ですが、心意気を買って(笑)、ここに紹介します。
このエミュレータのプロジェクトは、1997年の6月から開始されており、当初はCPU(R-3000)のトレースが出来る程度のものでした。が、だんだんと着実に更新されて行き、ver0.01.24では、遂に一部のゲームソフトが(完全ではないですが)動作する様になったのです!。
現在の所、まともに動くゲームはほとんどありません。ゲームがまともに動く所まで完成するかはわかりません(作者の環境(K5-PR100)で、現在の所実機の20%程度でしか動作しない)が、この心意気こそが、エミュレータ作者に必要な物でしょう。
なお、ver0.01.26では、「雷電プロジェクト」「Earthworm Jim」が動作するようです。
ver0.01.29では、さらに動作するソフトが増えました。詳しくは、上記リンクの動作報告ページ(英文)を参照して下さい。
ver0.01.30で、当方でもいくつかのソフトを確認して見た所、「シミュレーションズー」等が動作しました。主にムービー関連を使用していないソフトであれば、かなり動作する様になって来ました。
ver0.01.99になり、いわゆる「αバージョン」を脱却し、「βバージョン」に近くなりました。なお、今までよりかなり多くのソフトが、取りあえず動作する様になって来ました。恐らく、お手持ちのソフトの1/3は動作するのではないでしょうか。
ver0.02.00で、ようやく「βバージョン」となりました。
ver0.01.12以降は、Playstation本体のBIOSが必要です。ProActionReplay等を使用して、ご自分のBIOSを吸い出して実験して見て下さい。
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- Macエミュレータとしては、市販品で"Executor"というArdi社の商品がありますが、ここで紹介するものは本当の「エミュレータ」というべきものです。
MacのBIOS ROMを合法的に入手する簡単な方法が無いために(Macを持っている人は本体から吸い出せばいいので構わない)、Executorでは互換BIOS・システムを作成するなどの方法を取って、BIOS等を別途必要としない便利な物になっていました。が、そのために、日本語などには対応される機会を失ってしまいました。
vMacは、BIOS ROMを使用する"本物"のMacですから、日本語のシステムを入手出来れば、日本語版のソフトが動作するかもしれません(未確認)。
なお、使用するBIOSはMacPlusのものです。注意して下さい。
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- メガドラエミュレータとしては、Genecystでほぼ頭打ちか、と思っていたのですが、嬉しい誤算でした。何とFM音源を完全に再現した、素晴らしいエミュレータが登場したのです!
音源に関しては、OPL3を利用した擬似再現ではなく、PCMへ展開したほぼ完全な再現です。本人もドキュメントで驚いていますが、まさか実用的なスピードでFM音源をエミュレート出来るとは思いませんでした。この事実は、他のエミュレータにも大きく影響を与えるでしょう。
CPUのエミュレートは、完全オリジナルらしく、まだ完全ではない様に見えます(ゲームのデモの動作などが、本物と異なる)。が、このスピードと音源再現に関しては、文句の付けようがありません。
本人も言っていますが、Win上ではかなり動作が遅くなるようです。生DOSを準備する、いい機会ではないでしょうか(笑)。
ver0.30になってからは、スピードもさらに向上し、音のとぎれもほとんど無くなりました。P5/150程度で、ほぼ1frameで動作するのではないでしょうか。
ver0.34からは、PSGも鳴る様になり、また以前よりスピードアップしたようにみえます。ともかく、機能的にはこれでGenecystに追い付いた、といえるでしょう。
なお、拙訳のDOCを公開しております。こちらを参照して下さい。
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- 今までMasterSystem/GameGearのエミュレータとしては"MasterGear"が有名でしたが、それに負けず劣らずのエミュレータがあるのです! 実は、このエミュレータはシェアウエア版も存在し、そちらでは2本のジョイスティックが使用出来るなど、追加機能があるようです。
現在の所、唯一"FM音源"をサポートしているMS/GGエミュレータとなっています。スピード等はMasterGearに比べ少々落ちるようですが、FM音源対応ソフトをお持ちの場合は、是非試してみて下さい。
なお、この"Massage(マッサージ)"の名前の由来に関しては、面白いエピソードがあります(笑)。詳しくはページを参照して下さい。
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- SNESエミュレータも随分増えて来ました。スピードでは別に紹介している"NLKSNES"に一歩譲りますが、この"SNES9X"も負けず劣らず良いエミュレータです。
一番の注目は「音源の再現」でしょう。かなり重いものの、なかなかのクオリティで音源を再現しています。普通のソフトであれば、文句無くサウンドを鳴らす事が出来るのではないでしょうか。
スピードの点でも、ver0.20になってからはだいぶ軽くなりました。それに加え、GUIのメニューまで搭載されています。これからの動向に注目でしょう。
・・・といいたいところなのですが、主に迷惑メールに嫌気がさしてしまったようで、ver0.24を最後に開発が中止されてしまいました。最近、こういう例が非常に多く、残念です。洋の東西を問わず、このような問題は非常に多いようです。なんとかならないものでしょうか・・・
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- 今までGenesis(メガドラ)エミュレータは、ほとんどGenEmの独擅場だったのですが、遂にそれに対抗出来るエミュレータが作成されました!。
ページを見れば判るとおり、これはあのNESエミュレータ"NESticle"と同じ作者による物です。そのため、GUI部分などは、NESticleに非常に似通っています。NESticleを使った事のある人なら、特に意識せずに使用出来るのではないでしょうか。
NESticleの時にも感じたのですが、このエミュレータは非常にスピードが速いです。GenEmの場合は、P5/200でもまだ重い感じが拭えないのですが、このエミュレータであれば、P5/133程度でも、充分遊べるのではないでしょうか。
ver0.20からは、何と音も鳴る様になりました!。また、ver0.30になってからは、OPLを使用した擬似再現ではなく、KGenの様にプログラムでの再現となり、より本物に近くなる様になりました。これからが楽しみなエミュレータです。
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- 知られている限り、一番最初にGenesis(メガドラ)をエミュレートしたソフトです。しばらく開発が中断していたのですが、最近になってまた復活しました。
音源も多少ながら(PSGのみ?)サポートしていますが、まだあまりマトモではありません。今後に期待でしょう。スピード的にはいまひとつですが、「速いがバグが残ってるバージョン」と「遅いがまず大丈夫なバージョン」が同梱されているので、いろいろ試して見て下さい。
追記:どうもまた開発が中断しているようです。
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- Amigaエミュレータとしては、既に"UAE"を紹介していますが、これはそれとは別の作者によるものです。
このエミュレータの特徴は、「処理が速い」ことに尽きます。まだUAEほど色々なソフトが動く訳ではないのですが、UAEが遅くて使い物にならないハードに対しても、そこそこで動いてくれます。これはなかなか「イケる」と思います。
ただし、このソフトは、VESAのver2.0が必須となります。未だ1.2の人は、ドライバやROMを更新する必要があります。シェアウエアのVESA拡張ドライバ、"UniVBE"等を利用するのも手かもしれません。
なお、音を鳴らす場合は、"BLASTER"環境変数が正しく設定されている必要があります。注意して下さい。
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- スーファミのエミュレータは比較的多数ありますが、このエミュレータは、まだ発展途上ながら、なかなか有望な物です。
自ら「最速のSNESエミュレータ」と名乗るだけあり、スピードに関してはかなりの線まで行っています。まだ画面モードがエミュレート出来ていないものがあり、BGの優先順位などもまだまだですが、このスピードは捨て難い物があります。
21mode等にも対応して、動くソフトがかなり増えて来ました。これからが楽しみなエミュレータです。
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- ついにというか、ようやくというか、あのLynxのエミュレータが動作する様になりました。まだソフトがそれほど動く訳ではありませんが、これからに期待したい所です。
ところで、このLynxエミュレータで動作保障されているソフト、実は自主製作のフリーウェアなのです。Lynxのフリーウェアがあるとは、私も知りませんでした。
カートリッジのデータ吸い出しに関しては、かなりの難度があると思われます。ハードマニアの友人等をたどり、なんとかしてください(笑)。
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- いままで、いくつかのSNES(スーファミ)のエミュレータが存在しましたが、シェアウエア等が多く、また動作するソフトも非常に少なかったため、いままでこのページで紹介した事はありませんでした。
しかし、時代も変わり、いつのまにかスーファミのエミュレータも、かなりの部分まで動く様になって来ました。その中でも、この"ESNES"は、なかなか出来の良いエミュレータです。
最近のバージョンでは、ついに音源がサポートされました!。まだ完璧ではないようですが、かなりのソフトの曲を聞くことが出来ます。
まだ、画面加減算など、一部エミュレート出来ない部分もありますが、かなりの点でまともに動作する様になりました。いわゆる"mode 7"、回転BGに関してもエミュレートが出来はじめています。
スーファミも段々と過去のマシンとなりつつあります。これからはエミュレータにも注目が集まるでしょう。
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- NESエミュレータとしては、Linux版等で有名なiNES、DOS版フリーウェアであるNESA等が有名ですが、iNESはDOS版が無く、Win版はシェアウェアです。また、NESAはここしばらく更新されておらず、NESファンとしては悲しい限りでした。
しかし、このNESticleは、ファンの悲しみを拭い去るに足る、すばらしいものです。もちろんフリーウェアです。
独自のGUIを持ち、VESA対応で高解像度にも対応しています。ただし、解像度が高くなるとその分遅くなる事は避けられませんが。また、Win95でのDirectX対応のバージョンも同梱されているので、Win95のみの方でも問題はないはずです。
なお、ファイル形式は、iNESで利用されている.NES形式を踏襲しています。今後恐らく、この形式が標準となるのではないでしょうか。
なお、最新版はGUS等にも対応しており、音源サポートに関しても問題はありません。今後の展開が楽しみです。
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日本語版ミラーサイト
- 海外ではほとんどソフトが販売されず、事実上もう見る事はないかと思っていた、日本人には夢のような「PCengineエミュレータ」が、ついに実現されました!
残念ながら4,500円(!?)のシェアウエアですが、事実上、完全に再現されているようです。CD-ROM2、SuperCD-ROM2の対応もされました(ArcadeCD-ROM2は未対応)。以前問題のあった音源関連のバグも修正され、対応ソフトもさらに増えました。なお、登録ユーザーには無料でアップデートされるようです。
なお、デモ版は、「音は出ないが遊べる」バージョンと、「音も完全再現されるが方向キーが効かない」バージョンが同梱されています。動作の素晴らしさを確認するには、問題が無いのではないでしょうか。
ちなみに登録料ですが、仏フラン・米ドル・加ドル・独マルク・英ポンド・西ペセタ・伊リラ・日本円の8ヶ国の通貨で払えます。国際郵便為替対応なので、日本からでも手軽に送金出来るのではないでしょうか。なお、国際郵便為替に関する詳しい事は、お近くの郵便局までおたずね下さい。
PCengineのソフト吸い出しは非常に厄介な問題ですが、そこはそれ、うまくしてください(笑)。PC-Griffinなどの吸い出し機を持ってる人からハードを借りて、頑張って下さい。
なお、拙訳のDOCを公開しております。こちらを参照して下さい。また、最新のパッケージには、日本語マニュアルが同梱されています。詳しくはページを参照して下さい。
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- ついに、あのアミガまでが、AT互換機でエミュレート出来るようになりました!。ちゃんと音も出ますし、decrunchの画面ノイズまでバッチリ再現(笑)!。もっとも、かなりのCPUパワーが必要となります。
アミガのフロッピーは、一般的なIBMフォーマットとは物理的に全く異なるので、フロッピーから直接立ち上げを行う事は出来ませんが、.adfという共通のディスクイメージ形式があるので、これを使ってソフトをイメージのまま立ちあげる事が出来ます。
なお、KickStartのROMは自分のアミガから吸い出す必要があります。吸い出しソフトは、同梱されていますので、手持ちのアミガに転送して使用して下さい。しかし、メガデモ等にはKickStart不要のものもいくつか存在するので、それを入手するのも手かもしれません。
名前からも判るとおり、このエミュレータの原版はLinux版です。Linux版に関しては、こちらを参照して下さい。
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- 昔あったColEm(ColecoVision Emulator)を、最近見掛けない。どうしたのかな?と思ってたら、こんなに育って戻って来ました(笑)。
コレコビジョンだアダムだっつっても、知らない人も今は多いと思いますが、ハード的にはMSXに非常によく似たハードです。このエミュレータの作者は、fMSXのDOS版portingでも有名なMarcel de Kogel氏ですから、「片手間に出来てしまった」って感じなのかもしれません。
アダムは、コレコのキーボード付きで、中身はコレコと同じです。SEGAのSG-1000とSC-3000の様な関係でしょうか。また、コレコには、それを付けるとアタリのソフトが動いてしまう(!)という、すげぇアダプタが存在しました。当時はおおらかで、良い時代でしたねぇ。
実は、このアーカイブにはアダム内蔵のワープロ(英文)"SmartWRITER"等が含まれています。これに関する詳しい事はよくわかりません。作者が同梱しているのであれば、何等かの根拠があるのでしょうか。これに関するコメントは避けさせていただきます。
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- 遂に光速船エミュレータもver1.20となりました。Keith Wilkins氏のオリジナルに、Christopher Salomon氏が拡張を加えたバージョンです。
現状では、かなりスピードがあがりました。P5/150で、既にオリジナルより速くなる時があるくらいにまでなりましたので、ほとんどのゲームがストレスなく遊べるはずです。486の場合は、何ともいえませんが(笑)。
また、画面にオーバーレイフィルタ(要するにインベーダーの色セロハンのようなもの)のカスタマイズが出来る様になったので、これで随分と画面がにぎやかになりました。もちろんdisableにも出来ます。
光速船のソフトは色々な場所で公開されているようです。既にパブリックになった気配ですが、実際の所どうなのかはよく判らなかったので、ご自分で判断して下さい(笑)。取り敢えず、内蔵のソフトは立ち上がるようです。
PCVIC VIC-20 emulator ver1.05 VIC20エミュレータ
- 「VIC-20?何だそりゃ」という方も多いかと思いますが、実はこれ、日本では一世を風靡した(?)、VIC-1001の元になったパソコンなのです。VIC-1001を知らない人はいないでしょう。
日本では、日本語版のVIC-1001の影に隠れて、存在すら知らない人が多いVIC-20ですが、最近になってこのマシンのエミュレータが、各所でつくられ始めました。この"PCVIC"は、その中でも非常に出来の良いものです。
なお、動作させる為には、BIOSのROMが必須となります。実機を発見するのは非常に困難ですが、頑張って吸い出して下さい(笑)。
VIC-1001のソフトも、恐らくそのまま動くだろうと思われます。但し、一部記号などがカタカナに置き代わってしまう場合があるかもしれません。
このVIC-20(VIC-1001)は、数は少ないながらゲームのカートリッジ等も比較的出まわっており、またカートリッジの回路等も解析・公開されているので、カートリッジを所有している人は簡単に吸い出せるかもしれません。また、作者は、SoundBlasterを使用したカセットの入出力もサポート予定らしいので、これがあれば当時のカセットを、そのまま使用出来るという、素晴らしい自体になるかもしれません(笑)。
また、VIC-1001とはキャラジェネ以外は恐らく完全に同等だと思われるので、VIC-1001の実機を持っていらっしゃる方は、キャラジェネを吸い出せば、日本語版になるかもしれません。誰か試して見て下さい(笑)。
NESA NES Emulator ファミコンエミュレータ
- ファミコンエミュレータに関しては、既にお馴染みの国産エミュレータである"PASOWING"、「パソファミ」が有名です。が、これはWindows用のアプリである上にシェアウェアです。
しかし、遂に「フリーウェア」で「DOSで動作する」エミュレータが登場しました!!。あのMarat Fayzullin氏の"iNES"で採用されている、いわゆる"NES format"のファイル形式をサポートしているので、どなたでも使用出来るのでは無いでしょうか。
試しに手持ちのゲームで調べた所、XEVIOUSやスーパーマリオ等、有名どころは今の所大丈夫です。ファイル形式に関する詳しい事はiNESのHomePageを参照して下さい。
バイナリファイルは、身の回りにあるファミコンのROMを吸い出すだけでいいので、ちょっとしたはんだ付けの技術とわずかのハードの知識で出来ると思います。自分でできなければ、周りを巻き込んで何とかして下さい(笑)。
追記: どうも開発が中断しているようです。
MasterGear ver1.00 SegaMasterSystem/GameGear Emulator ゲームギアエミュレータ
- 新たに登場したエミュレータ、ファンあこがれのセガ・マスターシステムとゲームギアのエミュレータが遂にver1.00となりました!。マスターシステムとはいえ、ベースは海外版のハードである為、残念ながらFM音源はサポートされていません。
なお、音の出力をファイルに落とす事が可能でしたが、その落とした音楽を演奏する事の出来るプログラムも同梱されました。
マスターシステムとゲームギアはハード的に非常に近い為、同じ実行プログラムでエミュレートが可能になっています。拡張子による自動認識も現在可能になっています。日本のセガ・マークIIIも、大丈夫です。ただし、いわゆるマークI(SG-1000)等のソフトは確認しておりません。
実行バイナリの入手がここでも問題になりますが、それでも、未だ秋葉原等では実際に入手が可能であり、なんとかなる場合も多いのではないでしょうか。皆さんの御尽力を期待致します(笑)。
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- あのゲームボーイのエミュレータです。よく作るものです。ちゃんと動きます。原作者はfMSX等で世界的に有名な Marat Fayzullin氏、DOS版への移植はColecoエミュレータのDOS版移植でも名を馳せる Marcel de Kogel氏。気分はもうスーパーゲームボーイ!!
現在は、このプロジェクトは原作者の手を離れ、Hans de Goede氏が引き継いで、改良などを行っているようです。
基本的にDOSバージョンは完成の域に達している様で、これ以上の機能追加はないようです。Linux版では、GB-LINKのエミュレートを開始しているようです。
実行バイナリの入手が最大の難関ですが、スーファミ用バックアップマシンで使用できるゲームボーイ用バックアップシステムを使用する方法が一番楽かもしれません。
実行バイナリの取り扱いには十分注意して下さい。なお、「バイナリを持っていないので下さい」等の質問にはお答えしかねますのでご了承を。
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- 噂のApple2エミュレータ。あのにじんだ色も完全再現。ファン感涙の出来。MockingBoardもエミュレート可能。もっとも、対応ソフトで試したことがないので、本当に鳴ってるかどうかは確認出来ていません(笑)。
実行バイナリは、Apple2なら持っている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。どう転送するかが問題ではありますが(笑)。Nibbleモードも対応しているので、一部プロテクトのかかっているソフトでも対応可能です。ソフト的に4ドライブをエミュレート可能。
残念ながらスピード調整が手動な為、速いマシンだとデフォルトでは速すぎてゲームが出来ない状態になってしまいます。ご注意を。
PC64 v1.18 Commodore64エミュレータ
- 往年の名機(ヨーロッパでは現役?)、Commodore64のエミュレータ。フリーのエミュレータとしては最高峰の出来だと思います。音楽もちゃんと鳴りますし、様々な微妙なタイミング設定で、ハードの機能を駆使したゲーム等もほぼ動作します。メガデモ関連で、いわゆるFastLoaderを使用してるのだけはダメですが。
フリーとはいえ、このバージョンはジョイスティック等をサポートしていません。もしジョイスティック等を使用したければ、料金を支払う必要があります。詳しくはドキュメントを参照して下さい。
関係ありませんが、未だにNetnewsでは「Commodore64用のWWWブラウザは無いか」「C64用ニュースリーダを下さい」「C64でTCP/IPをサポート可か?」などとイカす会話が続けられています(笑)。
実行バイナリの入手は、日本ではほぼ不可能に近いのではないでしょうか。このアーカイブには、1542ドライブをパラレルポート経由でPCと接続出来るソフトが同梱されている為、手持ちのソフトはディスク版であればこれで転送出来ると思います。頑張って下さい!
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- 既にお馴染みのMSXエミュレータ。最新版ではGUSやSB32AWE等にも対応し、SCCやFM-PAC等にもほぼ完全に対応しています。また、フロッピーディスクのゲーム等もPCの3.5'Driveから立ち上げ可能ですので、手持ちのフロッピー版MSXソフトなら何もせずにそのまま遊ぶ事が出来ます。
ver1.6b1から、いわゆる横方向スムーススクロールにも対応出来る様になりました!。これで、一部ソフト(例:スペースマンボウ)等も期待した画面になってくれました。ただし、これを実現するには、かなりのCPUパワーが必要になりますが、これはいた仕方ない所でしょう。
ver1.6b2では、ペインターのROM等を使用可能にし、またスプライトの表示制限による点滅(!)、ガンマ補正等が追加されました。さらに、Z80のエミュレート部を改良し、よりスピードアップしたようです。
つい数年前までかなり現役でしたので、実行バイナリに関しては、意外に持っている方もいるのではないでしょうか。もっともROMカートリッジに関しては、何らかの形でバイナリに変換しないと遊べないので、事実上MSXの実機がないと辛いかもしれません。
なお、拙訳のDOCを公開しております。こちらを参照して下さい。
ohemu@hucard.com